ようこそ、「蝶の宿 こはるや、」へ
- 元 吉野
- 6月1日
- 読了時間: 3分
世界自然遺産やんばるの自然を
みつけ、いかし、つなぐ
蝶の宿「こはるや、」
世界自然遺産やんばる。
その森の入口にある喜如嘉(きじょか)は、古くから自然とともに暮らしてきた集落です。
長寿の里として知られ、芭蕉布をはじめ、自然の恵みを生かす知恵や文化が今も受け継がれています。
その集落の源流を潤す七滝の近くで、35年以上にわたり自然と向き合ってきたのが、市田豊子さんです。
ノグチゲラの保護活動や、やんばるの森の国立公園化に向けた環境教育に尽力されてきました。
その後、夫であり、日本野鳥の会など環境保全活動の発展に長年携わってきた市田則孝さんが退職後に移住。
ご夫妻は自宅周辺の里山に蝶の食草を植え続け、多様な生きものが暮らせる環境を少しずつ育ててきました。
やがて庭には四季を通して蝶が舞うようになり、これまでに確認された蝶は約70種類。
一年中、蝶と出会える小さな楽園となりました。
ここでは毎日、生きものたちのドラマが繰り広げられています。
幼虫が葉を食べ、さなぎになり、美しい蝶へと羽化する。
鳥は蝶を追い、花には昆虫が集まり、それぞれが命をつないでいます。
その姿を見ていると、この地球は人間だけのものではなく、多くの生きものたちが支え合いながら生きている世界なのだと自然に気づかされます。
知れば知るほど面白く、驚きがあり、心が満たされていく。
ここでは、生きものたちが先生です。
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本プロジェクトの企画・実行者である一般社団法人MITの吉野夫妻は、この場所に10年以上通い続けました。
市田さんご夫妻とともに庭を歩き、蝶を追いかけ、鳥の声を聞きながら過ごす時間は、何ものにも代えがたい宝物でした。
「この感動を、もっと多くの人に届けたい。」
そんな想いを抱いていたとき、市田さん宅のすぐそばで、ひっそりと大切に守られてきた築55年の琉球古民家と奇跡のようなご縁で出会いました。
そして、この家を「蝶の宿 こはるや、」として受け継ぐことを決めました。
宿づくりは、友人であるコミュニティ大工・加藤潤さんの力を借りながら、多くの仲間とDIYでリノベーション。
庭には市田さんの監修のもと、蝶の食草を植えています。
まだ若い庭ですが、少しずつ蝶が訪れ始めています。
これから何十年もかけて、生きものたちと一緒に育つ宿を目指しています。
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宿の裏には世界自然遺産の森が広がります。
朝にはヤンバルクイナやリュウキュウアカショウビン、ノグチゲラ、ホントウアカヒゲの声が響き、季節によってはホタルが舞います。
風の音、水の音、鳥の声。
都会では忘れかけていた自然の時間が、ここには流れています。
私たちが願っているのは、都会で暮らす子どもたちやご家族に、この場所でたくさんの「なんで?」と出会っていただくことです。
蝶を追いかけ、鳥の声に耳を澄ませ、小さな命に夢中になる。
その体験が、自然への敬意や知的好奇心、生きる力を育んでくれると信じています。
そして、この宿が、やんばるの自然をみつけ、いかし、つなぐ場所へと発展し、
生きものを愛する人たちや地域の皆さんが集い、新しい出会いが生まれる場所になれば、これ以上うれしいことはありません。
蝶の宿「こはるや、」
この宿には、多くの人の想いとご縁が詰まっています。
どうぞ、世界自然遺産やんばるで、自然と暮らすような時間をお楽しみください。
















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