地域の未来をつくるDIY
- 元 吉野
- 5月1日
- 読了時間: 3分
2024年度から、やんばる森のトラスト及び一般社団法人MITでは、独立行政法人環境再生保全機構(ERCA)地球環境基金の助成を受け、地域の若手人材育成と環境教育の拠点づくりに取り組んできました。
沖縄本島やんばる地域は世界自然遺産に登録されましたが、今後生物多様性保全を主流化するには、地域住民や行政、事業者等の各ステークホルダーの理解促進と保全活動を担う人材育成・雇用が急務です。
しかし、未だ環境教育の中核を担う地元組織や人材育成の仕組みが希薄の状況にある。そこで本活動では、長崎県対馬で中間支援・コーディネート組織として10年間多様な主体を巻き込んで生物多様性の主流化とESDの推進を実践する弊社の新しい活動として、やんばる森のトラストと連携してやんばる地域の生物多様性を守り、保全活動を生業にする地域人材を育てることを目的とした組織体制を整え、イノベーティブなアクティブラーニング型の環境教育プログラムを造成し、実践していきます。
モデル地は、やんばる森のトラストの市田夫妻が管理する大宜味村喜如嘉のバタフライガーデン等をフィールドに、地域住民(子ども、若者中心)や自治体職員、島内外の事業者・環境保全団体の従業員、観光客向けの“超(蝶・鳥)手軽で・身近な”啓発イベントや自然観察会、ガイド養成研修会等を定期的に開催しています。
プロジェクトを進めていく中で、多くの人が集まってきていますが、この拠点には滞在できる拠点も必要だと感じていました。そんな時、素敵な琉球古民家と出会ったのです。
この場所を活用したいと考え、家主さんと何度もお話をして、1年間かけて、土地と家を購入させていただき、空き家再生も学びのプロジェクトにすることに。
「建物」をつくるのではなく、「人」を育てる。
今回のDIYは、宿をつくることだけが目的ではありませんでした。
地域でこれから活躍する若手が、
空き家再生の技術を学ぶこと
仲間と協働して地域づくりを実践すること
将来、自ら地域の課題を解決できる力を身につけること
を目的とした実践型の人材育成プログラムとして実施しました。
講師には、九州各地で「コミュニティ大工」として空き家再生や地域づくりに携わる加藤潤さん、助手として松元さおりさんをお迎えし、DIYの技術だけでなく、「地域と一緒につくる」という考え方も学びました。


DIYで生まれた「蝶の宿 こはるや、」
地域の皆さんや参加者とともに汗を流し、一年近くかけて改修してきた古民家は、このたび「蝶の宿 こはるや、」として新たなスタートを迎えました。
ここは単なる宿泊施設ではありません。
やんばるの自然を学び、蝶や鳥、森の生きものと出会い、環境教育を実践する滞在型の学びの拠点です。
宿のすぐ近くには、市田則孝さん・豊子さん夫妻が35年以上育ててきたバタフライガーデンがあり、季節ごとにさまざまな蝶が舞います。
宿に泊まりながら、生きものを観察し、自然の面白さを体感できる場所を目指しています。
ここからが本当のスタート
建物は完成しました。
しかし、このプロジェクトはここで終わりではありません。
これからは、この場所を舞台に、
地域の若手人材育成
子どもたちへの環境教育
全国から訪れる人との交流
里山の保全活動
を少しずつ積み重ねていきます。
DIYで再生した一軒の古民家が、やんばるの自然と人をつなぐ拠点へ。
この場所から、新しい学びと、新しい地域づくりが始まります。
こはるや、の予約はこちらから:









































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